三重県四日市市内でタイルデッキ付きのご新築外構を施工しました。
外構仕上げ工事のご相談を頂いてからご提案プランをご希望に沿って変更させて頂きながら、お施主様の思い描くお庭を形作るお手伝いをさせて頂きましたので、
その辺りも含めてご紹介いたします。
1.ヒアリング
まず初めてのご面談時、ヒアリングの段階で、お施主様がご要望されたのが「リビングルームのフローリングに高さとテクスチャ合わせた木目調タイルのデッキ」、「自転車の収納可能なイナバ物置フォルタウィズ」でした。
お施主様から仕様やデザインを自由にお任せいただいた「門塀」「駐車スペース」については、
建物の雰囲気の合うデザインで門塀を、また駐車スペースは洗い出し(生コン)を使ってモダンな雰囲気にご提案しています。
お施主様から明確なご要望がお伺いできましたので、外構ファーストプランではご希望に沿ってプランニングしております。
【ご要望その1】リビングと続き間のような木目調タイルデッキ
施主様からのご要望で最初にお聞きしたのがフローリングの室内から続く屋外へのデッキでした。
屋外のデッキに貼る資材を木目調にするには人工木ウッドデッキという選択肢もあるのですが、
- タイルにも木目調のものがあること
- 人工木デッキに比べて耐候性が優れていること
- デッキの高さ調整や広さなど施工の自由度が高い
これらの理由から、タイルデッキは人工木デッキに比べて長持ちし、一度施工した後は
貼り材であるタイルが欠けない限り熱や紫外線による変形や退色の影響がありません。

お施主様のご要望の製品を図面に配置してみました。
【ご要望その2】物置一体型サイクルポート
開放スペース併設物置 フォルタ ウィズ|株式会社稲葉製作所 (inaba-ss.co.jp)
お施主様のご要望の製品を図面に配置してみました。
プランナーが描いてみた建物正面のイメージ図が下の画像です。
【ご要望その3】木目調の目隠しフェンス
目隠しをされたい場所は、木目の目隠しフェンスをご要望頂きましたので、価格メリットが高く、仕上がりの満足度も高い木調カラーが選べるアルミ形材フェンスをお選びしております。
(動画でご紹介する三協アルミ シャトレナⅡ)
【ご要望その4】取付パターンが選べる宅配ボックス
門塀に埋込型だけでなく、据え置き型、独立フレームを併せて機能門柱、と多彩に取付施工が可能な宅配ボックスであるため、ファーストプランの門塀から機能門柱に変更になった場合でも
ご提案した宅配ボックスがそのまま組み合わせることができるので、設置方法を独立フレーム型に変更することができます。
今回のファーストプランでは、門塀埋込型としてご提案しています。
2.FIRSTプラン
リビングのフローリングと調和した木目調タイルデッキ
お施主様ご要望の、掃き出し窓から続くデッキは、室内の床面と同じ木目調に合わせたいというお声に合わせて、木目調タイル160×900×11mmでプランニングをしてみました。
ここで、ご新築のお部屋の床面に張られたフローリングの板目が窓に向かって垂直であるという点で、タイルを貼る方向を室内の板の向きにそろえようとすると、
デッキステップ部分のタイルの貼り方が縦向きでは不自然になってしまいます。
お施主様のご要望を見える形にして計画が不自然でない仕上げになるよう、貼り方に無理が出てしまう木調タイル以外で計画してみるご提案をしてみました。

物置サイクルポートと門塀のある正面図
ファーストプランではお施主様のご要望の外構が敷地にどのように配置されるかをイメージして頂き、動線に無理がないか、大きさはどうかなどをご確認頂けます。
門塀の間口と高さはプランナーにお任せでしたので、ご要望のあった宅配ボックスを壁埋込しています。また、門塀脇には植栽を入れてみました。
物置サイクルポートのイメージ図をご覧いただいた結果、片側支柱タイプのカーポートで奥行き延長タイプと設置することで自転車を駐輪できるお話しをさせて頂き、
次のプランで奥行き延長カーポートのプランと比較検討頂くことにしました。

敷地の内側と外側両方から見た時に木目のカラー仕上げになっている両面木調フェンスも合わせてをファーストプランでご提案しました。
コスト面から考えて外側のみ木調仕上げのフェンスとすることに決定しました。

最終プラン
さて、FISTプランのイメージ図をご覧いただいて、お施主様がお気づき頂いた問題点を修正し、最終プランのご提示を行いました。
■デッキのタイルを正方形600角に変更。
・室内から続くように仕上げたかったデッキの木目方向横長の木目調タイル大きさはではうまく貼ることができない。(リビング床面のフローリングの板は室内億から掃き出し窓に向かって貼られている)について、お施主様にタイルの張り方についてご説明し、後悔しないためには細長い板の形状である木目調タイルではなく、種類が豊富な600角タイルの中からお選びいただくことで、木目調という条件を外して建物の外観にも調和するデッキに仕上げることも可能になります。
正方形のタイルにしました。
■片側支柱カーポートに変更
物置一体型のサイクルポートを片側支柱1台用のカーポートに変更となりました。物置の存在が駐車スペースへの圧迫感がなくなり、片側支柱のカーポートの奥行き延長部分はそのまま自転車置場として利用できますし、ポリカ屋根が前庭部分を明るくしてくれます。
自転車の収納に独立したサイクルポートを施工するという案もありますが、お子様の成長とともにサイクルポートのスペースを使用しなくなる時が来るかもしれないことを考えると、
このプランが長い目で見てご満足度が高い外構計画となると思います。
■門塀から機能門柱に変更
門塀のプランの段階からご希望だった宅配ボックスは製品をそのまま選び直すことなく、独立フレームタイプに変更することで機能門柱に変更することが出来ました。
■木調カラーのアルミ型材フェンスの張り方に注目
コスト面を考慮して、両面木調仕上げではなく、片面のみ木調仕上げとしましたが、建物内側から見たときに内側が木調仕上げのフェンスとしました。
外側から見るとフェンスの面はアルミ色のブラックです。

いかがでしょうか。
初めて外構のご相談を頂いたときには、建物お引渡しの日程が迫っていただけに、わずかな日数で最良のプランのご提案に尽力させて頂きました。
お打合せ中は、こまめに変更箇所をお施主様のご家族様と弊社のプランナーを含めたグループLINEで詳細のご相談させていただきながら時間短縮でご契約の運びとなりました。
もしお忙しいところ中でもあまりお時間を割くことができないお施主様には、グループLINEでデータやカタログの情報もご覧いただきながらプランを進めさせていただきます。
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