こんにちは、お庭づくりウィステリアのスタッフです。
春らしい陽ざしが射す季節になりましたね。暖かくなると体も動かしやすく、
屋外も気持ちいいですね。(花粉アレルギーがひどくない場合に限りますが。)
さて、家をご新築されるときに、お庭は何も造作しなくていい、完成した後の外回りのメンテは出来るだけしたくない、というご意見はよく聞きます。
確かにそうですね、アウトドア苦手な方、植物のお世話が苦手な方、お庭より家の中が好きという方、それぞれに
お気持ちも理解できます。
実際に植物が少ししか植えられていなくても、花壇や石畳などの装飾性が高いと見栄えもしますし、景観としてプラスになります。
そこで、ごく限られたスペースだけを花壇にしてみてはいかがでしょうか。
今回は、皆様がおうちを建てられるときに必ず足を運ばれる「住宅展示場」のモデルハウスの外構を
施工しましたので、実際の展示場を例にとってアイデアをご紹介します。
■門塀や門柱の足元の素材に凝る。
玄関周りに近く人目に付きやすい場所です。レンガやピンコロで工夫を凝らした小さな花壇とアプローチの舗装の模様をつないでみてはいかがでしょうか。たとえ花が咲いていなくても、いろいろな舗装材の表情が見るものを飽きさせず、訪れるお客様も歩くのが楽しくなります。
■建物の壁を背景に使える、正面壁際の中木。
道路に近い位置に窓があると、目隠しがあった方が安心です。
街の風景に溶け込む自然な目隠しになるよう、やさしい樹形で成長のゆっくりな木、または、成長が早い樹木でも、強選定に強ければバッサリ枝を払ってもまた再生してくれるので、うまく特徴をつかんでおけば樹木との付き合い方もうまくいき、暮らしに活用できます。
表道路に面しているならば、ライティングで間接的に建物と樹木を照らすことで夜間の演出効果も上がります。
樹形のやさしい(根元から数本の木がまとまっていて、それぞれがあまり太くない)樹木を選ぶと、
和風にも洋風にも溶け込み、風にそよぐ葉がさわやかです。
紅葉樹を選んでも四季の変化を楽しめます。
樹木の背景になっているフレームやブロックは完璧な目隠しではありませんが、こうしたエクステリアと取り入れて
視点を屋内から逸らすことも一つのアイデアです。
もちろん、目隠しフェンスでしっかり遮りたいという心理も分かりますが、外側から見えるお住まいは、
がっちり目隠しされているより柔らかい雰囲気となり、好印象ですね。
玄関ドアからアプローチ、門周りといった外から見えやすく日照も良い場所を殺風景にしておくのももったいないです。
建物の基礎部分の高さはおよそ40cmほどです。この高さまでなら囲って土を入れ、花壇にして建物の外壁を装飾することができます。
間口1メートルほどあれば、緑の色どりのある花壇が作れます。
【選ぶ植物について】
植える植物は、成長を考慮してお選びいただくのがストレスなく樹木とお付き合いできるポイントです。
先にも書きましたが、選ぶ木によって印象も変わりますし、メンテナンスも違います。
■樹木の背の高さに注目する。成長しすぎると、枝がこすれて壁を傷つけることも考えられます。窓や庇などに接近する位置は避けておいた方がよさそうです。
■這性蔓植物は成長の性質を見極める。建物の壁面を上部へ伝って伸びるのはあらかじめ考えてから、取り入れた方がよさそうです。地面を這うように横に広がるタイプの植物もあります。
■地面に近いところは、草花を植えて土を覆います。毎回植え替えるのが面倒であれば1年草より多年生の草花を選ぶ。毎年球根や株が自然に増えて、楽しみ倍増です。
いかがでしょうか。ライティングも合わせて外構プランに入れておくと、樹木も外壁も美しく演出できます。
たとえ葉や花がない季節でも、シルエットだけでも充分に絵になると思います。
花壇が省スペースにあるだけで印象は大きく変わりますので考えて頂くとよいですね。
最後までおよみいただきありがとうございました。
「検討中の外構工事の参考になった」などご感想を寄せて頂けると嬉しいです。
https://g.page/r/CcpYJ8NssQDFEBM/review
お庭づくりウィステリアでは、お庭、新築外構のご相談お見積りをお受けしております。
お問い合わせ | wisteria(ウィステリア) (wisteria-exterior.com)