こんにちは!
ウィステリアのスタッフです。
暑かったり、寒かったり、11月とは思えない様な気候が続きますね。
ようやく街路樹の先端部分が紅葉し始め、季節はすっかり秋になりました。
秋といえば「実りの秋」。「実」繋がりで、実のなるシンボルツリーをご紹介します。
今回は食べれる・食べれないをメインにご紹介します!
食べれる実のなるシンボルツリー
◇ジューンベリー
落葉低木または小高木。名前の通り、果実が6月(初夏)に収穫できるため「ジューンベリー」と呼ばれます。
4月~5月に白い小さな花を一斉に咲かせます。
果実を収穫するためには、開花から実が熟すまでに数年かかることもありますが、一度実がなると毎年収穫できます。果実は小さなベリー状で、最初は緑色ですが、熟すと赤紫から深い紫色になります。味は甘みがあり、ブルーベリーに似た風味が特徴です。ジューンベリーの果実は生食することができますし、ジャムやペースト、スムージーなどに利用されます。
◇ヤマボウシ
落葉樹。樹高は約5〜7メートル程度で、広がりのある円錐形の樹形をしています。ヤマボウシという名前は、花が山伏(修行僧)の法衣に似ていることに由来しています。
ヤマボウシの花は、白い「花びら」のように見える部分が実は「苞(ほう)」で、中心に小さな花があります。花期は5月から6月にかけてです。
ヤマボウシの実は生で食べることができますが、種が固いため、実を噛む際には注意が必要です。実の果肉部分は甘く、ベリー類に似た風味がありますが、種を避けて食べる方が良いでしょう。甘味が強いため、ジャムやゼリー、果実酒などに加工すると美味しく楽しめます。
◇オリーブ
常緑樹で、地中海地域が原産です。樹高が2〜5メートル程度で、広がりのある樹形を持っています。成木になると、幹は太く、古木になると独特の曲がった形状をしたものが多く、古木ほど趣があります。オリーブの木は、老木ほど価値があり、その樹皮が灰色や銀白色に変わり、独特の風格を持つようになります。
オリーブの花は小さく、白や淡い黄緑色をしています。5月〜6月にかけて咲きます。花は小さく、目立ちませんが、全体として木にほのかな香りを漂わせます。
オリーブの実は、緑色から紫色、最終的には黒色に熟します。オリーブの果実は、果実のままで食べることもありますが、一般的にはオリーブオイルを抽出するために使われます。果実を生で食べるには、塩漬けや発酵などの処理が必要です。オリーブオイルは、健康に良い成分が多く含まれており、料理や美容、健康食品として広く利用されています。
食べれない実のなるシンボルツリー
◇ソヨゴ
常緑樹で、日本の山地などに自生しています。樹高が2〜5メートル程度に成長し、自然な樹形は比較的まっすぐに伸びます。剪定を行うと、生け垣や庭木として整った形に仕立てることができます。
ソヨゴは4月〜5月に白または淡い緑色の小さな花を咲かせます。花は目立たないですが、秋から冬にかけて赤い果実を実らせるため、その美しい果実がより注目されます。雌雄異株で、実をつけるためには雄株と雌株が近くに必要です。
ソヨゴの実は、観賞用としての価値が高いですが、一部の野鳥にとっては重要な食料源です。実は小さくて硬いため、人間には食べられませんが、動物たちには栄養源となります。
◇ウメモドキ
落葉低木または小高木。ウメモドキは、その名の通り、梅(ウメ)のような花や実を持つことから名付けられていますが、ウメとは異なる植物です。
ウメモドキの花は小さく、白や淡いピンク色で、5月〜6月にかけて咲きます。花は枝先に集まって咲くため、非常に華やかで、観賞価値があります。花の香りもほのかで、庭に植えると芳香が広がります。
ウメモドキの果実は秋に赤く熟し、小さな丸い実が集まり、木全体が鮮やかな赤色になります。これらの実は非常に装飾的で、冬を越す間に見ごたえがあり、特に寒い季節に美しい色合いを見せます。果実は食用には適しませんが、観賞用として非常に人気があります。
◇エゴノキ
落葉小高木。樹高は3〜8メートル程度で、樹形は円形や広がりを持つことが特徴です。葉は対生し、楕円形で、濃い緑色をしています。秋には黄色や赤に紅葉します。葉の形や紅葉の美しさも、エゴノキの魅力の一つです。
エゴノキの最大の特徴は、その美しい花です。花は白く、やや鐘型で、香りがとてもよいです。花期は5月から6月にかけてで、枝先に房状に咲き、下垂した花が風に揺れる様子がとても優雅です。花は観賞価値が高く、特に初夏の庭を彩る存在となります。花の形は、ほかの多くの木と異なり、やや垂れ下がるように咲くのが特徴です。
エゴノキの果実は、成熟すると紫色に変わり、丸い形をしていますが、果実は食用には適していません。 果皮は多くのサポニンを含んでいます。 たくさんのサポニンを摂取するのは危険ですので、エゴノキの実は食べないでください。果実は観賞用として見ることが多いです。
◇ハナミズキ
落葉小高木で、北アメリカ原産の植物です。日本にも広く栽培されており、特に春に咲く美しい花が特徴で、観賞用として非常に人気があります。
ハナミズキの花は非常に特徴的で、花びらのように見える部分は実は「苞」で、実際の花はその中心に小さく集まっています。花の色は白、ピンク、赤などがあり、4月〜5月に大きな花が枝先に咲きます。苞は4枚で、十字に広がり、花の美しさが際立ちます。花の色によって品種が異なります。
ハナミズキの実は、秋に成熟し、通常は赤く熟します。果実は小さく、楕円形または丸い形状をしており、直径は1〜2cm程度です。実の外見は鮮やかな赤色で、樹木の見た目を美しく彩ります。実自体は毒性がないとされていますが、一般的には食用として推奨されていません。軽い腹痛や下痢を引き起こすことがあるため、食べることは控えましょう。
まとめ
実のなる木は、庭や空間に四季折々の変化を与えてくれます。花や葉の美しさだけでなく、実の収穫や野生動物の訪れも楽しめる点が魅力です。
植栽をご検討されている方のご参考になれば幸いです。
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