こんにちは、お庭づくりウィステリアのスタッフです。
ウィステリアでは、リビングの掃き出し窓下にタイル製のデッキを施工させて頂くことが多く、
またこのタイルデッキの施工には、良い腕利き左官職人の力が必要となります。
そこで今回は、ウィステリアで施工例の多いタイルデッキ、タイル張り階段の例から、お客様に知られていない
細やかな気配りと綿密な施工をご紹介しますね。
白いタイル張りの階段は、建物の中央、つまり中庭に張られたものです。
https://wisteria-exterior.com/works/20/1508/
大変仕上がりもきれいで、施主様宅に招かれた訪問客様のみが「あっ」と驚くような白い中庭を
回廊から見ることができるようになっています。
次にご紹介するのは、タイル製の幅の広い階段です。こちらは、手すりをつけて安全に昇降できるようにしています。
これらのタイル施工では、一見、平らに見える階段やタイルの面ですが、
雨が降ると水が外に向かって流れていくように数度の傾斜をつけて仕上げていきます。
白いタイル張りの中庭においては、傾斜をつけて1か所に集まるようにした雨水が建物の外に排水できるよう、
排水経路も計画の段階でご相談しながら施工させて頂きました。
単に表面に張るタイルの角度だけではなく、前工程から、最終仕上がりの微妙な角度の違いを踏まえて
下地の厚みを変え、傾斜をつけています。
この技術が分かりやすくご説明できるように、玄関ポーチ階段の施工途中の様子を撮影しました。
画像に書き込みさせて頂いたように、矢印の方向に雨水を流したいので、右に向かって下がっていくように仕上げています。
アップで見ないと分からないくらいの数ミリの傾きを下地モルタルの厚みを変えて微調整しています。
その上に一枚一枚、タイルを貼っていき、階段の途中に水たまりができないように仕上げています。
こうした目に見えない部分については、お施主様に表立ってご説明することはないかもしれませんが、かならずタイルデッキやタイル階段の形状や配置が変更になるたび、水勾配を念頭に置いて図面も描かれます。
どちらに向かって雨水処理をするのか、プランニングできめ細やかに打合せをし、いざ外構工事が始まったときにも左官職人さんたちは
水の流れをどちらに流すのかを図面から読み取って傾斜をつけながらタイル張りの仕事を進めています。
仕上がりの端正さも大切ですが、実際にお住まいされていてから、こうした小さな心遣いに気づかれるかもしれません。
わたくしたちも、常日頃、足元の水じまいがよく、水撥ねが気にならない外構をお納めしたいと思っております。
簡単になりましたが、タイル張りに関するちょっとしたプランナーと左官職人の知恵と技をご紹介いたしました。
「検討中の外構工事の参考になった」などご感想を寄せて頂けると嬉しいです。
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