こんにちは、お庭づくりウィステリアのスタッフです。
今年の春はお天気も安定していたこともあり、3年ぶりにあちこちでお花見を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
さて、桜の花びら舞う中、スタッフは、三重県津市にあるコンクリートブロック製品を主力に製造されております「東洋工業」様のショールームを見学させて頂く機会がございました。
ショールーム内には、おなじみの「縦20cm、横40cm」のグレーのコンクリートブロックからスタートし、今では街並みや家のデザインの移りかわりとともに様々なコンクリートブロックが生産されてきた東洋工業の歴史と開発製品を紹介して頂きました。
舗装材や外壁の貼り材、平板やレンガなどは、エクステリアを構成するのに外せないものばかりです。
弊社のホームページでも、舗装材やコンクリート枕木をふんだんに使って仕上げたお庭やアプローチの施工例をご紹介していますが、
2022年2月完工-第2弾 カーポート、門塀、門扉のあるクローズド外構 (三重県四日市市内の施工例) | wisteria(ウィステリア) (wisteria-exterior.com)
これらの材料の製造工程を知ることも素材を使いこなすヒントにつながります。
プラントでは、ブロックの材料になる骨材(砂利など)とセメントを混合し、型に流して固める工程から、出来上がった基本のブロックに2次加工をして表面の意匠を施す工程も見学させて頂きました。
多彩な表情を持たせて外構の仕上がりを豊かにしてくれますね。
回転する刃物でコンクリートの表面を削って模様を出したり、
バーナーで出来立てのブロックに焼き色を付けたり、大きな回転籠の中にブロックを入れて回転させ、互いのブロックが籠の中でぶつかり合うことで表面や角をわざと荒らしてヴィンテージ感を出す加工をするなど、2次加工の工程は興味深いものでした。
実はこれらの2次加工が、すべて機械で行われていると思っていたのですが、
中には、一つ一つ、手作業で行われている加工工程もあります。
基本型より大きなサイズの空洞ブロックが、作業台の上に一定の距離を置いて並べられている場所がありました。
ここでは、機械は動いておらず、一つずつのブロックの脇にステンレス製の定規のような道具とバケツが置かれており、
裏返しのタイルが。
工場の方にお話を伺うと、ブロック表面にステンレス製の金具を当てて糊を塗布し、その上に一枚ずつ、タイルを貼ってタイル貼りブロックとして仕上げるのだそうです。
この製品は、わたくしたち外構業者にとって大変うれしい製品です。例えば、門壁のプランで、タイル仕上げをおすすめした場合、
腕のよい職人の確保や工事にかかる時間などを踏まえたうえで施主様にご提案するとなると、このようにあらかじめタイル仕上げされた化粧ブロックを使用することでグッと施工時間の短縮につながり、品質も安定します。
工場で見学させて頂いたブロック表面へのタイル貼り作業は、片面ずつ行われるため、ブロックの表と裏、そして側面部分と、順次タイルの糊が乾いてから次の面を貼るという大変手間のかかる工程です。
資材としてここまで仕上げられている製品があると、わたくしたちも安心して良い外構プランをご提案できます。
その他のエクステリア資材の中でも塀や土留めの主力となるコンクリートブロックは、中に空洞のある基本型ブロックを基に、表面を刃物などで削り出して模様をつけた化粧ブロックや、ヴィンテージ感を出すために表面をわざと荒らしたりといった2次加工を施した舗装材、門塀としてそのまま仕上げに使えるよう、ブロックにタイルを貼ったタイル貼りブロックなど、種類も豊富に製造されています。
外構プランに提案させて頂く機会が大変多い、化粧ブロックや舗装材、タイルや枕木風コンクリート材。
皆さまの外構プランにも、アプローチや門塀、目隠しなどをはじめ、あらゆる場所にちりばめられていますので、
プランナーから施主様への「より良いお庭づくり」への気持ちを受け取ってくださいね。
ヨーロッパの石畳のようなノスタルジックな雰囲気を演出 | エクステリア施工事例集 | 東洋工業株式会社 (toyo-kogyo.co.jp)
「検討中の外構工事の参考になった」などご感想を寄せて頂けると嬉しいです。
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