こんにちは、お庭づくりウィステリアのスタッフです。
現在外構工事作業中の、あるお施主様宅へ、作業の進捗状況確認に伺いました。
少々風が強く、春の日差しが差し込むお天気の良い日です。
ちょうどカーポートを施工完了した後に床を土間コンクリート打設作業にかかるところを見学いたしました。
土間コンクリート打設は、工事当日の天候(気温)によって仕上がりが左右される作業でもあります。
雨が降れば工事は中止せざるを得ませんし、晴れでも気温によって、コンクリート表面の乾く速度が変化するので、日によって作業の進み方は違います。
私共が現場の進捗を見に行った日は 雲のない晴天で風が強く吹いており、日陰にいるとやや体感温度は低いくらいでした。
土間コンクリートを打ち込んでいるのは、2軒の建物が並んで建つ敷地の中央にカーポートを施工し物件です。
朝9時頃にコンクリートを流し込む作業をし、全体にコンクリートを広げて同じ厚みに均したところをいったん水分が引くまで待ちます。
表面の乾き具合を見計らって、再度金ゴテを使って表面をなでつける作業を行い、コンクリート表面が滑らかに仕上がっていくまで数回繰り返されます。
この施工は凹凸をつけないように注意しながら、まだ固まらないコンクリートの上を「かんじき」という履物をはいて体重を分散させ、自分の足跡を消しながら全面をきれいなツルツルの状態に仕上げていきます。
施工する範囲によって、プロペラ型の機械を使ってコンクリートをなでつけることもあります。
それにしても、左官作業は本当に職人の方々の手作業によるもので、頭が下がる思いで拝見いたしました。きれいに仕上げて頂き感謝です。
さて、ずいぶんと前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。
今回の外構工事については、2軒の建物(玄関と勝手口が向き合ってはいますが、直線では結べません。)の真ん中に、土間を打ち、
4本柱の2台用カーポートを設置する、というプランです。
お選びいただいたカーポートは、[YKK]エフルージュツインFIRST 600タイプの、54-54H ハイルーフ です。
(メーカーYKKの施工例より)
ちょっと詳しく寸法を書き出してみますと、カーポート屋根の端から端までの幅は、5,398㎜
足元の柱間は、柱の芯から芯までの幅が5243㎜
柱1本の太さは154㎜×93㎜です。
また、カーポート屋根の奥行きは前方の端から後方の端までで5410㎜です。
カーポートの寸法が既存建物とご新築建物に干渉しないようにうまく配置されることはもちろんなのですが、
この2軒の建物の入口2箇所を「カーポートの屋根を伝って雨にぬれずに行き来できたらいいな」という望みをかなえるとしたら?
カーポートの柱の位置はどこに納まるのが最適だろうか???
お施主様のお声を聞きながら、ウィステリアのスタッフとプランナーとの間で、配置の微調整を行い、お打合せを重ねていきます。
こちらは、最終的に決定したカーポートの配置です。
赤いペンでの書き込みは、施工担当者に対しての指示書です。
柱の位置がどこに来るのかを指示しています。
実は外構プランを1度でもされたことがある方ですと、お気づきかもしれませんが、建物の周囲の地面には、どうしても上下水道の配管やガス管、浄化槽や井戸などがあって、地面に穴を掘ったり柱を立てることのできない箇所がいくつかあります。
外構工事の際には、そうした配管の場所や桝の位置などをあらかじめお調べしたうえで、躯体(壁や屋根、階段やテラスなど)に干渉せずに可能な納まりを考えてから、エクステリア工事を進めていきます。
図面上で建物の間に配置してみて、カーポートの屋根や柱位置と建物との間の隙間が何センチゆとりがあるのか、また、カーポートの屋根のかかり具合によっては2軒の建物の2つのドアから雨除けになるような配置にしたい。。。
このようなご要望を細かく拾い上げながら、カーポートを納める位置にも一つ一つ対応させて頂いております。
作業途中の画像ではありますが、プランナーや担当営業の対応力を見て頂ければ。。。と思っております。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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