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外構のお話うっとうしい梅雨でも水たまりが気にならないアプローチ 外構プラン

うっとうしい梅雨でも水たまりが気にならないアプローチ 外構プラン

こんにちは。お庭づくりウィステリアのスタッフです。

ひとつ前の記事に引き続き、梅雨時ならではのお庭の悩みといえば、アプローチや庭の水たまりではないでしょうか。

土間コンクリートをいくらきれいに仕上げても、雨の量が多いと、排水されるまでの雨水がコンクリート表面を流れているところを歩けば水撥ねが発生します。

足元が滑って危険ということもありますね。

できるかぎり安全でうっとうしくないアプローチに仕上げるにはどうすればよいでしょうか。

 

 

 

道路から玄関入口までのアプローチには、滑りにくい舗装材を選ぶ。

ご新築での外構プランの段階では、さまざまな外構資材を織り込んでご提案しています。人が歩くスペースを細かく見て頂くと、

直線やカーブのアプローチは、形だけでなく、さまざまな資材を用いて図面を描いています。

それらは、見た目の良さ、建物外観・街並みとの組合せの妙ももちろんですが、

■滑りにくい表面

■透水性の高さ

といった機能性を重視してお選びすることも多々あります。

特に、透水性のある舗装材については、良く使用しております。

ご説明させて頂かなければそのメリットはお伝え切れず、

コストカットの対象とされてしまいがちなアプローチ。舗装をやめてすべてを砂利敷やコンクリート打ちにしてしまうより、

景観をより良く見せながら且つ水はけも考慮したプランのご提案となっていることが多いので、外構図面を今一度ご覧いただいてみてくださいね。

 

施工例

透水性コンクリートでアプローチをデザインした例のご紹介です。

その1

下の画像では、門袖を玄関ドア付近に配置しており、訪問者がインターホンを押したりポストに〒物を投函したりするまでの間を舗装されたアプローチを歩いて来られます。

平坦で水撥ねがしにくいアプローチです。

 

その2

次の施工例では、ガーデンファニチャーの足元に角型の透水コンクリート平板を並べました。平板以外の場所には化粧砂利を敷き詰めているので、

広い面積の雑草対策も兼ねています。

椅子に腰かけてくつろぐのにも、前日に降った雨水や夏の散水による水たまりがサッと掃けるというメリットを感じて頂くことができる使い方です。

このようにお庭の全体に平板を敷き詰めると、面積が広ければ広いほど材料費も施工費も高くなってしまいますが、

どうしても水たまりが出来るのを避けたい一画だけに絞り込んでおけば、価格も安心です。

 

その3

こちらは、アプローチに使用した乱形石を模したコンクリート平板です。こちらのケースでは駐車スペースの勾配から前面道路にそのまま雨水が流れますが、人が歩く場所であるため

滑りにくい表面の舗装材を用いている点に注目してみてください。

表面の水はけも良いですし、乱形石を貼ったような目地の造りやざらついた自然石を模したテクスチャ表現から自然に周囲に馴染みます。

 

お庭部分の水処理には人工芝や化粧砂利を。

■地面の下準備が必要

出来る限り下地作りを丁寧に行うことで、仕上がりがきれいになるのが、人工芝。

地面の凹凸を均し、下準備をしっかりしておくことがシートをきれいに張って防草シートの効果を長持ちさせるポイントです。

どうせなら、雑草対策に防草シートも敷いておきましょう。

防草シートをご自身でD.I.Y.される手順をこちらのページで書いています。

合わせてお読みください。

 

■防草シートを敷く(こちらをクリックしてジャンプ)

防草シートの上に化粧砂利を敷いたり、人工芝を敷いたりすることで、水たまりを防止できます。

 

砂利や人工芝、必要な資材の量はどれくらい?

■化粧砂利を敷くにはどのくらいの量の砂利が必要か、ご存じでしょうか。

敷かれる砂利の厚みにもよりますが、だいたいの目安として、1㎡に3cmの厚みで敷くためには約3~4袋が必要です。砂利の粒サイズや1袋の重量にもよりますので、砂利を敷きたい場所のおよその面積が分かると、準備しやすいですね。

 

ホームセンターで購入されても良いと思いますが、砂利を購入するときに必要な袋数と、敷かれる場所まで運び入れが可能かどうかも考慮してから実行しましょう。

人工芝は面積で割り出すこともできますが、1メートル幅、2メートル幅と1ロール当たりの長さが10メートル、20メートルなどとなっています。

実際に敷地にどのように敷き詰めるのか、無駄のないように人工芝を購入するには、あらかじめ割付図があるといいですね。

いびつな形の敷地に敷くのなら、プロにすべてお任せいただくことも検討しても良いかと思います。

■人工芝を敷くには副資材も必要です。

人工芝を敷くには、防草シートを敷くとき同様に、固定ピンや接続テープなどが必要です。

防草シートのように、上から砂利を巻いて隠すことができないため、つなぎ目の処理が必ず必要になるのが人工芝。この部分がうまく接続できていないと、はがれたりつまずいたり、雑草が再生したりしてしまいますので、しっかりと固定しましょう。

 

 

水たまり対策を行うことで、夏場の急激な気温上昇に対してゆっくりと水分が蒸発する特性によってお庭の温度上昇を和らげる効果もあります。

透水コンクリート材も充分にその効果を発揮してくれるはずですので、アプローチは土間コンクリートにするのもいいですがデザイン性もありながら機能性も重視して水はけのよい状態に仕上げることをおすすめします。

 

排水工事や地盤改良工事という方法

水たまりなんていうどころではないほど排水が出来ていない場合は、大がかりかもしれませんが、表面の雨水がうまく排水できるように勾配を取り直したり、暗渠を新設したりするなどの工事が必要になることもあります。

どの程度の水たまりなのか、現状を調査したうえ工事御見積をお受けすることもあります。

 

 

 

 

「検討中の外構工事の参考になった」などご感想を寄せて頂けると嬉しいです。

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